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コンテストについて

模型をもっと上手く作れるようになりたい!そう考えるのなら、是非コンテストに参加してみましょう。昔は近所の模型店や大手メーカーが主催するコンテストぐらいしかありませんでしたが、昨今はSNSの普及もあってコンテストの存在自体を知る人が増えて参加者が増えたのはもちろん、個人が主催するWeb上でのコンテストなどが登場し、多くのモデラーが気軽に様々なスタイルで各々の作品を披露し合うようになりました。では、模型コンテストに参加するとどのようなメリットがあるでしょうか?

【メリット】

・多くの人に意見をもらえる。特にプロモデラーの審査員からの意見は貴重。どこが良くてどこがダメか、客観的に見てもらえるのは上達への第一歩!

・受賞できれば賞金や賞品、賞状などはもちろん、名誉が手に入る。ここからプロデビューする人も。あと、だいたい参加賞はもらえる(小さいキットとか接着剤とか)。

・懇親会がセットになっているコンテストでは模型仲間を作れるチャンスが。

・製作以外でのスキルが上がるキッカケに。Webコンテストの場合は写真撮影や加工のスキルが、直接提出の場合は、作品梱包&運搬スキルが上がる(これ、大事!)

【デメリット】

​・特になし!強いて言うならば、落選したり厳しい意見を言われて凹むことぐらいでしょうか…?でも、ある程度の悔しさは上達するためのいい着火剤ですヨ(理不尽なdisりは除く)

とどのつまり、参加すると色々いい経験になるよ!ということです。参加費も、キット購入とは別に払う場合でも1000円ぐらいが普通なので子供でも気軽に参加できますね。以下、有名なスケールモデルのみのコンテストを一部まとめておきますので、是非参考にしてみてください。

<メーカー系>

【タミヤコンテスト】

言わずと知れたタミヤが主催するコンテスト。各地にあるタミヤショップで個別に開かれる他、毎年夏に池袋東武で大規模なコンテストが開かれます。使用できるのはタミヤかイタレリ製品のみで(ある程度なら他メーカーのキットが含まれていてもOK)、それゆえにAFV作品の割合が高いです。受賞すると立派な盾やトロフィーがもらえます。また、これとは別に写真応募で審査する「パチッ!コンテスト」もあります。是非参加してみましょう。

【ピットロードコンテスト】

国内唯一(?)の艦船模型オンリーコンテスト。以前はAFV部門などがありましたが、現在は1/700艦船のみ対象です。キットはどこのメーカーの物でもOK。展示場所が神奈川県梶ヶ谷にあるピットロード本社直営店ノースポートなのですが、駅からかなり離れている上にアップダウン坂道が鬼のように続くので車かバスで向かいましょう。私も、最初に徒歩で行ってヘロヘロになった記憶が…。ちなみに、受賞するとノースポートで使える商品券が手に入ります。私もいつか受賞してみたいものです。

<出版社系>

【SAコン、AMコン】

アートボックス(大日本絵画)が発行する模型誌『スケールアヴィエーション』『アーマーモデリング』の誌面で開催される写真応募型コンテスト。毎回テーマが違ったりするので、常に誌面をチェックしましょう!

<模型店系>

【キヤコンテスト】

荻窪にある老舗模型店のキヤホビーの主催するAFVオンリーコンテストで、毎年2月頃に開催。30年近い伝統があり、参加者のレベルは比較的高めで審査もかなり厳密。部門ごとに分かれていて、最近では考証などに捉われない自由部門が設置されました。また、懇親会では審査員から貴重な意見を聞くことができます。受賞者にはオリジナルの勲章が授与され、特に素晴らしい作品を作った者にはグランドマスターの称号が贈られます(毎年出るとは限らない)。AFV好きなら一度は参加すべきでしょう。

<その他>

【AFVの会】

国内の各地方ごとに開かれるAFVコンテストで、東京AFVの会は毎年12月頃に下北沢で開催されています。個数やサイズの制限なく当日いきなり会場に持ち込んでジャンル別に展示(入場料500円)、その日のうちに来場した客による投票で各ジャンルの賞と大賞が決まる仕組みです。一応審査員による特別賞もあります。他コンテストには出せないような巨大なスクラッチ作品を持ち込んだり、一人で何十個もの作品を好きなように並べることができる(スペースがあれば)ので、自由度は高いです。見に行くだけでも面白いので、気軽に参加してみましょう。

【ろうがんず杯】

俳優としてもモデラーとしても著名な石坂浩二氏率いるサークル「ろうがんず」が主催するコンテスト。対象ジャンルはスケールモデル全般ですが、航空機の割合が非常に高く、航空機モデラーにとっては最大級のコンテストと言えるでしょう。上記のAFVの会同様当日持ち込んでその日のうちに審査される形式ですが一般投票ではないうえ、参加するには予め申請したうえで写真審査による予選を突破しなければなりません。他コンテストと比べて賞金の額が多いのも特筆すべき点です。一度参加してみるときっといい刺激になるはずです。

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