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イギリス巡洋戦艦 HMS HOOD(1941)

タミヤプラモデルファクトリー新橋店で開催された第8回モデラーズコンテストで入賞した作品です!1941年のデンマーク海峡海戦で戦艦ビスマルクの砲撃を受けて一瞬にして轟沈したフッド。彼女の最期の直前のシーンをジオラマにしてみました^^ フッドは同型艦もなく、全長262mの世界最大の巡洋戦艦(ビスマルクが251m、大和が263m)ということもありかっこいいですね。

【組立】ボイジャーのフルエッチングを使用したのですが、タミヤのフッドは往年のキットながらとても良く出来ていて、精密さが足りない部分のみエッチングに換えています。そしてボイジャーのエッチングですが、モールドも良く値段も安いのは有難いのですが設計ミスや考証ミス、説明書の記述ミス、パーツ不足などがあり、かなり苦戦しながら使用しました(まあ、海外エッチングはこんなもんですよね(^_^;))。排煙はコットンで再現。1/700の船員は黒で塗装して配置しています(気づきましたか?)。

【塗装】フッドの船体色は少し明るいグレーなのでタミヤアクリルの明灰白色をエアブラシで吹き付けた後スミ入れしつつフィルタリングとドライブラシで汚し、木甲板は基本色をファレホのサンドイエローで塗り、タミヤエナメルのレッドブラウンとクリアーオレンジを混ぜた物を、線を描くように薄く、何度も上から塗り重ねています。

海面はベースの上に粘土を直接引っ付け→波の形を造形→ジェルメディウムを塗布→自分で調色したアクリルのダークブルーを塗布→ブレンデッドファイバーを波飛沫の部分に塗布→アクリルの白で波の形を筆描き→激しい飛沫はコットンで再現。アイスランド付近の冷たくて暗くて荒れた海(しかもデンマーク海峡海戦当日は吹雪が舞うほどの悪天候)の雰囲気が伝わりますか?

最後の3枚は、運良く(悪く?)天気の悪い日に自宅のベランダで撮影した物です。いつもは晴れた日を狙って撮影するのに、今回は逆だったので何か不思議な気分でした(笑) 

​(2016年5月完成)

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