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レンネル島沖海戦

 1943年1月29日、ソロモン諸島レンネル島沖を航行中のアメリカ艦隊を九六式陸攻と一式陸攻41機から成る日本の雷撃部隊が日没と共に奇襲した。この頃日本軍はガダルカナル島撤退の準備をしており、同島に接近する敵艦隊に少しでも多く打撃を与える必要があったのである。2日間に亘るこの戦いで日本側は激しい対空砲火により陸攻10機を失ったが重巡シカゴを撃沈、駆逐艦ラ・ヴァレットを大破させる戦果を挙げ、その後のガダルカナル島撤退作戦(ケ号作戦)も大成功したのであった。

 遠近法を利用したジオラマに初挑戦してみました!この作品はヒジョーにマイナーな海戦である「レンネル島沖海戦」にて一式陸攻が駆逐艦ラ・ヴァレットに魚雷を喰らわせたシーンを再現した(史実ではレンネル島沖海戦が発生したのは日没後でしたがラ・ヴァレットが雷撃を受けたのは翌朝だったらしいので、真っ青よりも朝焼けの空が正解かもしれません)もので、秋葉原のイエローサブマリンで開催された1/144スケール飛行機コンテストにてアオシマ賞を頂きました。この作品では遠近法以外にも「モータライズ化してプロペラを動かす」「凸モールドを凹モールドに修正する」「綿を使って煙を再現する」「ベースにニスを塗る」「解説文を添える」「支柱を可動式にする」の六つを初めて実践してみましたが、想像以上に上手くいって自分としては大満足でした(もちろん幾らか課題も見つかりました)。ちなみにプロペラのモータライズ化は事前知識がほとんどなく、工作よりも情報収集とパーツの探索に苦戦しました…(^_^;) 

 (2015年7月完成)

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