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「同志カチューシャ万歳!!」

とある日、プラウダ高校戦車庫にて。

カチューシャ「じゃーん!ノンナ、見なさい!とうとうプラウダにも自走砲が配備されることになったわよ!」
ノンナ「…これは、ISU(JSU)-152ですね。IS-2の車体に152mm榴弾砲ML-20を載せた重自走砲で、SU-152の後継車として1943年末から量産されて赤軍の勝利に貢献、戦後も使用され続けて1955年までに約5000輌が生産された車輛ですね。でも、どうやって入手したのですか?」
「さすが詳しいわね、ノンナ!実はクラーラの叔父さんの知り合いのオジさんが戦車蒐集家をやってて、最近WW2当時の本物のISU-152が手に入ったから、プラウダの何代か前の先輩同志たちが資金不足でその人に売り払った戦車道用のISU-152をプラウダに返却してくれたのよ!これで次の大会で黒森峰の連中をバグラチオン並みにボコボコにしてやれるわね!」
「ハラショー。早速搭乗員を配備しましょう。でも、冬季迷彩が剥げてますし全体的に汚れが酷いですね。再塗装しましょうか?」
「何言ってるの、この汚い感じがソ連戦車らしくていいんじゃない!曲がったフェンダーもボルシチ並みに味わい深いからこのままにするわよ。勝手に修理や塗装をしたらシベリア送り50ルーブルよ!」
「わかりました。では、プラウダの校章だけ描きましょう(美的感覚が磨かれている…。少し大人になったのかしら)」
「そうね。でも、せっかくだから…プロパガンダもでっかく描くわよ!カチューシャ同志万歳!!ってね!」
「そこはプラウダ万歳!!ではないのですか?」
「い、いいの!とりあえずお腹が減ったから食堂に行くわよ。ノンナ、肩車!」
「はいはい。(やっぱりまだまだ子供…。でも、そこは変わらないで欲しいかも)」
「ノンナ!早く早く!」
「はいはい」

かくしてプラウダの戦列にISU-152が加わったのであった…!

という妄想で作った自身初の架空ガルパン車輛で、ボークスのガルパンコンテストに出したものであります。このページを見てくれたガルパニスト諸兄、スパシーバ!&ダスビダーニャ!

​(2016年4月完成)

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