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戦艦長門 ~1943年夏、トラック諸島にて~

デアゴスティーニが主催する模型投稿サイトのホビコムで以前開催された第3回模型王ジャパングランプリでWildRiver荒川直人賞を頂いた作品です。1/700アオシマの長門を改修してディティールアップし、以前から作ってみたかった泊地のジオラマにしました。1/700艦船模型の情景ジオラマはこれが初めてで、四苦八苦しながら挑戦してみました。元々完成度の低かった物をむりやりディティールアップしている上に考証ミスや作り込みの甘い部分、見苦しい部分もありますが雰囲気だけでも楽しんで頂けたら幸いです…!(^_^;) 

【長門本体の解説】

 アオシマのキットにフジミのデラックスエッチングやその他メーカーのエッチングパーツ、メタルチェーン、真鍮線やテグスなどを使用。艦首の日章旗は自作で信号旗、旭日旗、中将旗はフジミのシール。天幕やキャンバスはティッシュを水溶きボンドで湿らせて再現。所々にいる船員たち(ちゃんと肌色を塗り分けた方が良かったかも…)は天幕を張る作業をしていたり、係船桁を歩いていたり、艦橋から南の島を眺めていたり(!?)と、忙しい様子。基本塗装はエアブラシでラッカーグレーを吹き付け、甲板は自作のアクリル甲板色を筆塗りしたあとエナメルのクリヤーオレンジとブラウンを混ぜた物でコーティング。その他各部は適度にスミ入れして汚した。

【ジオラマの解説】

 1943年夏に長門がトラック泊地に停泊していた状態を再現した。ベースはスチレンボードの上に塩ビ板を乗せた物。塩ビ板は裏表両面からランダムに、かつ雑になりすぎないように注意しつつエアブラシでクリアグリーンとクリアブルーを混ぜた物を濃淡を調整しながら吹き付けてエメラルドグリーンの海を表現(初めてだけど結構キレイにできたず…!)。島は粘土と情景用スポンジを使用、浅瀬の白い部分はエアブラシで表現してみたが、失敗したのでラッカー溶剤を含んだ綿棒で叩いて滲ませた(ごまかした)。長門の零式水観を回収しに向かう飛行機運搬船はWLシリーズのタグボートセットの物をジャンクエッチングと真鍮線でディティールアップした物で、他の艦船に搭載する為の零式水偵を載せて泊地に他の艦船がいることを暗示してみた。波はジェルメディウムを白く塗って再現。また、作品の魅力が伝わるよう解説文を添付した(取り外し可)。

 夏の空はホントに綺麗!やっぱ屋外撮影すると臨場感が出ますね~^ ^ 次回作は夕焼けをバックに撮影してみようかな~♪ ジオラマ最高!

​(2015年8月完成)

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